Noihの日記

Twitterでは収まらない長文を書きたい時に使うよ

天職って何だろうな

ケースワベ氏の「5000兆円欲しい!」というフレーズが流行ったように、「働かなくても生きていけるなら働きたくない」と思っている労働者の人は多いと思う。

俺もそうだった。

でも断言しよう。

働く必要がなくなっても、それはそれで別の悩みが生まれて、気が休まることはないと。

現にニートである俺が言うのだから間違いない。

 

前の仕事はお巡りさんだったんだけど、直属の上司と反りが合わなかったというか、ほぼパワハラ的な扱いを受けて辞めたんだよね。

反りの合わない上司なんて今まで何人も居たけど、今回は(顔を合わせたくないがために)仮病を使ったり、不眠症が現れるほどだったので、想像以上にダメージを食らってたみたい。

不眠症は未だに完治しない。前よりは軽くなってはいるけど。

未だにその上司に怒られる夢を見ることがある。

反りの合わない上司なんて今まで何人も居たのに、悪夢に出てくるのはコイツだけなんだ。

正直自分でも驚いてる。そんなに引きずるものか。

 

転職先を決めてから今の仕事を辞めて職歴を途切れさせないのがベストだけど、個人的には「辞めたい」と思ったら今すぐ辞めるのが良いと思ってる。

「会社に行きたくない」と愚痴るうちはまだ耐えられるけど、それが「辞めたい」に変わったら、心が悲鳴を上げている証拠だと思う。

それは耐えたらまずい域に入ってる。

身体の傷は治りやすいけど、精神の傷はなかなか治らない。

だから俺はそうしてきた。

仕事を辞めたら数ヶ月はニート生活をし、それに飽きたら次の仕事を考える。

そんな生き方をしてきた結果、

プログラマ→農家→農家→警察官

という謎の経歴になってしまった。(でも後悔はしてない)

いろんな業界を体験するのは視野が広がって良いことだと思ってる。

実態は実際に就業しないと何も分からないからね。

 

それでニート生活をしている間というのは、確かに仕事の悩みからは解放されるけど、別の悩みも生まれる訳よ。

・世間の目

人の手を借りている訳じゃないから批判される謂れは何もないんだけど、「無職」という言葉のイメージの悪さは凄まじい。

・家族親戚の目

親は最初の仕事を生涯やり通した人なので、転職が多いことをよく思っていないし、口を開けば「早く安定した仕事を探してくれ」と言ってくる。

まぁ親心的には当然か。

・罪悪感

「他の人が必死に働いている中、自分だけ楽をしていいのだろうか?」という罪悪感はある。

「悪いことではないが、良いことでもない行為」という解釈は、おそらく誰もが同意するところだと思う。

・社会に取り残されている感

専業主婦が感じるらしい焦りみたいな?

(誰にも貢献していないので、専業主婦以下なんだけど)

・単純に時間が余る

自分一人でできる趣味なんてたかが知れてるし、やっぱり人と関わらないと人生楽しくないんだよ!

で、他の人は普通に働いている訳で、自分だけ時間があってもねぇ。

 

普段なら半年も休めば次の仕事を探す気になるんだけど、今回はそれがなかなか来なくてちょっと焦ってる。

やっぱり「人間関係でハズレを引いたらどうしよう」と思ってるからなんだろうな。

もうこの際、人間関係が良くて仕事が楽しければ薄給でも無休でもいいや。

何か面白そうな仕事ないかな。

 

人は

・やりがい

・報酬

・人間関係

のうち、2つが欠けると仕事を辞めたくなるそうだ。

でも個人的にはそれは正確ではないと思っていて、俺の経験上では

・やりがい

・労働環境(残業の多さ、休日の少なさ)

・報酬

・人間関係

のうち、2つ以上が欠けると仕事を辞めたくなるものだと思ってる。

全てを満たす仕事がいわゆる「天職」なんだろうけど、そんなのは早々見つからないから、結局はそれらのうちのどれを妥協するか?という話だよね。

俺はもう人間関係に悩まされるのに疲れたよ…