無限マナ
無限とは、文字通り限りがないことである。
MtGのルール上では無限は存在しないことになっているが、要は好きな回数繰り返せるという意味である。
分かりやすい例で言うと、
「Aしたとき、Bしてもよい」「Bしたとき、Aしてもよい」
という効果が同時に発生した時に、お互いがお互いを誘発し、それぞれの効果を何度でも利用できる。
無限が存在しないのでとりあえず有限回数を指定する必要があるが、無限ループが発生した時点で莫大なアドバンテージを得ることが確定しているため、ほとんどの場合相手はすぐに投了してくれるであろう。
何を無限にするのかはデッキ構成によって異なる。
無限マナ、無限ドローはそれ単体では勝ち手段にはならないが、以下の手段になる。
無限強化は巨大化したクリーチャーでワンパン。
無限ダメージ、無限ライブラリー破壊は直接勝ちに繋がる。
無限ターンは言わずもがな。
このデッキは無限マナからの無限ドロー・無限ライブラリー破壊を狙うデッキである。
半Pauperでも無限コンボデッキが組めるのである。(これ以外に思いつかなかったが)
・門衛 3枚
・霜の壁 3枚
・浮遊障壁 3枚
・根の壁 3枚
各種防衛持ちクリーチャー。いわゆる壁。
基本的にはブロックしかできないが…
・斧折りの守護者 3枚
防衛持ちクリーチャーの数だけ、好きな色のマナを生み出すマナクリ。
クリーチャーを全て防衛持ちにしているのはこのため。
・現実からの遊離 3枚
エンチャントされたクリーチャーを青1マナでタップまたはアンタップする起動型能力を持たせるオーラ。
防衛持ちのクリーチャーが他に1体以上いる状態で斧折りの守護者にエンチャントすると、1マナで2マナ以上を生み出せるようになり、無限マナが発生する。
・記憶の欠落 3枚
・マナ漏出 3枚
・対抗呪文 3枚
打ち消し3種。
・霊気化 3枚
攻撃クリーチャーをすべてバウンスする。
クリーチャーの展開が間に合わなくて大勢で攻撃された時に。
・陶酔 3枚
お互いにX枚ドローするか、
お互いにライブラリーの上からX枚を墓地に置く(ライブラリー破壊)X呪文。
序盤は防御カードを引くために、終盤は相手をライブラリーアウトさせるために使う。
・突撃陣形 2枚
戦闘ダメージをパワーではなくタフネスで割り振るようにする、いわゆるドラン効果を持つエンチャント。
パワーが低くタフネスが高い壁にピッタリ。
(緑)を支払うと防衛持ちクリーチャーも(タフネスで)殴ることができる上に、(2)(緑)で全体に+0/+1修整(実質+1/+1修整)を与えることができるので、無限マナが発生した状態では全体無限強化にもなる。
・シミックの魔除け 3枚
3種類から効果を選べる魔除けの一つ。青緑。
効果はどれも防御的だが、それがこのデッキに最適。
打ち消しやバウンスで凌ぎつつ壁クリーチャーを展開、無限マナを出せるようになったらXドローor全体無限強化パンチというコンセプトである。
クリーチャーも含めてあまりに防御的なので、序盤にもたつくとそのまま押し切られることが多い、勝率が微妙なデッキではある。
でも無限マナが決まったら楽しい。(ここ重要)