Noihの日記

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VRChatは魔境

VRChatとは、Steamから無料でプレイできるゲームのようなものである。

名前の通り、3Dのモデル(アバターと呼ぶ)を使ってコミュニケーションを楽しむ、MMORPGのチャット部分だけを抽出したようなものである。

スクリプトによりボードゲームやカードゲームなどを楽しめるマップ(ワールドと呼ぶ)はあるが、基本的にゲーム性はない。

あくまで他プレイヤーとの交流がメインである(と私は思っている)。

 

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この大剣を持ったピンク髪の少女が、私が主に使っている自アバターである。

VR機器をフル活用すれば、この自アバターが現実と同じように動かせる。

私には特に変身願望はないのだが、見た目がこれで声が男の低音だとギャップがあると考えて、ソフトウェアによるボイスチェンジも使用している。

「可愛い少女」を演じるつもりは毛頭なく(疲れるので)、声は変わっても口調は素そのもので女らしさは一切無いはずなのだが、なぜか私の言動に母性(???)を感じる人が結構居て、ママ呼ばわりされている…

 

VRChat界隈には主に4つのヤバイ文化が存在する。

パートナー、メス堕ち、感度、メスイキである。

 

「パートナー」とは、名前の通り「伴侶」という意味である。

指輪的なアクセサリーをお揃いで身につけるあたりは現実のそれと同様だが、奇妙なのは、それがゲーム内で完結しているカップル(と呼んでいいのか)がほとんどであることだ。

オンラインゲームがきっかけて現実で付き合い始めてそのまま現実でも結婚する人は、いにしえのMMORPGの時代から存在したし、リアル結婚のきっかけとしては充分にあり得ることだ。(というか友人に居る)

ただ、VRChat界隈では現実での出会いに興味がない人が大半なのである。

相手の中の人が男だろうが女だろうが、何歳だろうが、外見が何であろうが、ゲーム内でアバター同士でイチャイチャできればそれで満足だと言うのだ。

これ、人間的にも生物的にも、直結(相手がリアル女性だと知るや現実での出会いを要求する男性)よりも酷くないか?

冷静に客観的に考えるとどう見てもママゴトであるのに、彼らにとってはそれが現実だと言うのだから…

 

「メス堕ち」とは、リアル男性プレイヤーが女性アバターを使っているうちに、薄い本で言うところの「受け」のような行動を取るようになることを指す。

女性を演じているうちに心も女性になったような錯覚を覚えているのか…私にはその経験がないので想像しかできないが。

反応を楽しむオモチャとして接する分には楽しい。

 

「感度」とは、アバターを触られると中の人も触られたかのように感じることを指す。

VRは二次元の画像を擬似的に三次元的に描写しているに過ぎないので、VRの世界で何をされようが現実世界に何も影響がないはずなのだが、VRと現実を混同しているというより、おそらく「VRでこうなっているなら現実でもこうなっているだろう」という脳の想像力や思い込みの力により、中の人の感覚にも影響を及ぼしているのだと思われる。

その証拠に、触られている部位が視界に入っていなければ触覚を感じないのだそうだ。

触覚に限らず、VR内の行動により味覚や嗅覚を感じる人までいるのだとか。

そこまで来ると共感覚に近いものがあるかも知れない。

どこぞのサイトの記事では、高度な感度をお持ちの男性が女性プレイヤーのアバターを使ったところ、胸や女性器の感覚まで再現されたとか。

過去にはVRギロチンなどという物騒な実験もあったらしい。(流石に死者は出ていないが)

 

「メスイキ」とは、メス堕ちした感度持ち男性の末路である。

気分が盛り上がってしまった2人が、大勢が見守っている(というか絶句している)中でバーチャル手コキとでも言うべき行為を始めて、2回ほど射精してしまったのを最近目撃した。

しかも達した本人はスッキリした顔で特に恥ずかしがる様子もなかった。

 

ね?ヤバイでしょ?

VRChatは単なるコミュニケーションツールであって、オナニーの道具じゃねぇんだよ!!!