MtGのルールでややこしいところを整理しようと思う。
ややこしいが、国産の某TCGと違って調整中ということはなく、厳密に定義されている。
備えよう。
・~する
強制効果。必ずその処理をしなければならない。
・~してもよい
任意効果。その処理をしないことを選んでもよい。
・N個を対象とする。
必ずN個を対象としなければならない。
対象にできるオブジェクトがN個に満たない場合、ルールにより打ち消される。(立ち消え)
・最大N個を対象とする。
0からN個のうちの任意の数を対象とする。
0個を対象とする(=何も対象としない)ことも適正である。
・クリーチャーが呪文や能力の「破壊する」効果を受けた
文字通り破壊。墓地に行く。
・タフネスが1以上のクリーチャーがタフネス以上のダメージを受けた
いわゆる戦闘破壊。墓地に行く。
・クリーチャーのタフネスが(マイナス修整によって)0以下になった
墓地に行くが、破壊ではない。
破壊不能では防げない。
・クリーチャーを生け贄に捧げた
墓地に行くが、破壊ではない。
破壊不能では防げない。
ちなみに、生け贄に捧げることができるのは自分がコントロールしているクリーチャーだけである。
・クリーチャーが追放された
追放領域に行く。破壊ではない。
破壊不能では防げない。
墓地にさえ行かないので、再利用が難しい除去と言える。(再利用の方法はなくはない)
・破壊不能
文字通り、破壊効果を無効化する。
・対象にならない
「~を対象とする。」というテキストが含まれる呪文や能力の対象になることができない。
「すべての~」「各~」というテキストが含まれる呪文や能力(いわゆる全体除去・全体火力)の効果は受ける。
・打ち消されない
「~を打ち消す。」というテキストが含まれる呪文や能力の効果を無効化する。
打ち消し以外の方法で結果的に打ち消されることはありえる。
(呪文を追放する、ターンを終了するなど)
・カードを(N枚)引く
ライブラリーの一番上から1枚引くことをN回繰り返す。
「カードを引くたび」という誘発型能力のトリガーになる。
・手札に加える
文字通り指定されたカードを手札に加えるが、カードを引いたとは見なされない。
「カードを引くたび」という誘発型能力のトリガーにならない。
・マナ・コストが(0)
文字通り、マナ不要で唱えられる。
点数で見たマナ・コストは0である。
・マナ・コストがない
存在しないマナ・コストは支払えないので、唱えられない。
マナ・コストが存在しないカードは、マナ・コストを支払う以外で唱える手段を持つ。(連繋、待機など)
ちなみに、マナ・コストが存在しない代表的なカードである土地は、唱える以外の方法(プレイ)で戦場に出すことができる。
点数で見たマナ・コストを参照する場合は、未定義値の定義により0とする。
・攻撃クリーチャー
攻撃クリーチャー指定ステップで指定したクリーチャーを指す。
「攻撃するたび」という誘発型能力のトリガーになる。
召喚酔い状態のクリーチャーは指定できず、警戒を持っていなければタップする。
・攻撃している状態で戦場に出たクリーチャー
文字通り攻撃している状態で戦場に出るが、攻撃クリーチャー指定ステップで指定した訳ではないので、攻撃クリーチャーとしては扱われない。
「攻撃するたび」という誘発型能力のトリガーにならない。
速攻を持っていなければ召喚酔い状態であるし、攻撃クリーチャーでないので警戒を持っていても意味がない。
・ブロッククリーチャー
・ブロックしている状態で戦場に出たクリーチャー
上記と考え方は同じ。